■一流とは?
質問です。一流になるにはどうしたらいいと思いますか?
僕自身も常に一流を目指しますが、一つは指標を持つことです。
指標はどうやって作るのか? それは、一流に会うことです。
ユアブランドを始めてしばらくした頃、ある有名エアロメーカーの社長さんから連絡が入りました。業界ではトップの会社です。
共同で事業ができないかとの打診でした。
その社長は山口までわざわざ足を運んでくださいました。
そのとき、僕はそのブランドをどう立ち上げて、どうやって今の圧倒的なブランドになったのかを質問しました。
■死ぬ気でやる
その方がエアロパーツメーカーとして立ち上げたころ、初期にあった仕事の打診が、上にある写真の、「無限CR-Xのエアロパーツ」の仕事だったそうです。
このCRXエアロは当時とても斬新で、ブリスターフェンダーなど一体感のあるデザインで、一世風靡しました。
その生産量のオーダーはかなりの無理難題だったそうですが、「一週間不眠不休で」「死ぬ気で」エアロパーツを作り続け、ついには100セットを作り上げ、アメリカホンダへ送ったそうです。
アメリカでのホンダブランドは、いまや確固たる物になっています。
残念ながら僕とその社長との提携話は流れたのですが、何の分野でも、圧倒的なポジションに到達されている方は、過去に死ぬ気で努力しています。
というか、天命に近いものを感じて、「それしかない」「俺がやるしかない」。という使命感で働いているし、突き動かされています。
こういった方が、日本の車業界、日本車のブランドをささえているんだと、とても感心し、尊敬すると共に、常に自分はここまで出来ているか?と自問自答すれば、決してできていないわけです。
ですので、大事なことは
- 一流の目線を知り
- 日本の業界の中での自分(自社)の立ち位置を知り
- 世界の中での自分の立ち位置を知る
事です。常に客観的に眺めつつ、アンテナを立てて切磋琢磨することが、一流に近づくためのひとつの手段だと思います。
この記事へのコメントはありません。