実は今年の４月から木工の勉強をしています。
職人塾というものに参加をしていまして、僕は一年目なのですが、すでに５年塾で経験を積んでおられる酒見さんという先輩がおられます。
その酒見さんが、今度の大川市産業会館で毎年行われる、大きい家具イベントに出店されるにあたって、販促物などがあれこれ足りておらず、まずはロゴをつくろうということで、製作させていただきました。
初期案です。このほかにも４つくらい書きました。その道のプロは１００個とか書くそうですね・・・タガネで掘ったような字も書きました。その中で、このイメージがいいとのことでした。
初期案はこんなのも書いてみました。これはボツになりましたが、希望の航海、というイメージでキラキラ星のような桔梗模様と船をイメージしました。ちょっと大企業っぽい感じ。
これも初期案の一つ。酒見さんなのでちょっとマークっぽく。でもよく考えたら「希航」が会社のネーミングで、作るべきロゴはサケミじゃなかったのでボツ(笑)
これも初期にネームを勘違いしてつくってた一つで酒見をマーク化したものです。ボツ。
そんな中で、このイメージがいい、と言ってもらえたので、完成したのがこちら。
このなかでは一番シャキッとしてる気がします。
工房希航さんは、カンナ、ノミ、を使って昔の作り方でほぞ組みの家具を作っておられます。そのホゾを組んだようなイメージでロゴをつくりました。
最初は縦横の線のみの文字でしたが、息子に見せてみたところ「何かもう一癖というかアクセントが欲しい」との指摘。その後、希望の一番上は大工道具の「ケガキ」。希の中断には大工道具の「直角スコヤ」、航の字の中の点々は船っぽく。実は大川は海運が優れていることから産業が発展し、木造船をつくる産業からスタートした経緯があり、こういうロゴに仕上がりました。
その後、家具に押す焼き印を、焼き印屋さんに掘ってもらいまして、工房希航さんへ直送してもらいました。
すごい精度です。鉄の鋳物を手動のフライスで掘っているそうです。
酒見さんから写真が！めちゃめちゃ押しまくってます！！
半田ごての先につけるタイプの印ですが、今回は水平を出しやすいように、外周に枠を付けました。
これで椅子やテーブルに押してもらえる日が楽しみです。
ご依頼ありがとうございました！
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